マスフローコントローラーによるガス比率制御でより高い光輝性を実現
当社では真空熱処理を専業としており、水素雰囲気処理をはじめ、各種のガスを使った熱処理が可能です。
マスフローコントローラーによる厳格な流量、ガス比率の制御や各種ガス(アルゴン、水素、窒素)にも対応可能です。
また当社はCEタンクを保有しておりますので、処理費用のコストダウンが可能です。
1個からの試作開発や量産まで、お客様の様々なご要望にお応えします。
フォーミングガスのメリット
【コスト面】
一般的にミクスチャーガスは非常に高価なガスとなりますが、弊社は~200L/minのマスフローコントローラーを始め、CEやボンベから混合ガスを生成することができます。
したがって、例えば安価な窒素ガスをベースにして、高価な水素ガスの消費を抑えることが可能となります。
【安全面】
水素における爆轟防止のため、その範囲を避けた比率で行う事により安全に処理が行うことが可能です。
例 窒素95%、水素5%
各種ガスのご説明
窒素ガス | 不活性ガス。化合しないわけではないが反応性が低く安価が故、希ガスの代わりに使用され、一般的な真空熱処理では対流加熱時や冷却時における復圧・加圧時に使用されます。 元々安価であるがメタルヒートではCEタンクで有るため更に安価となります。 |
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水素ガス | 還元ガス故に強い脱酸素作用があります。材料表面の酸化被膜や内部の不純物(微細酸化物)除去に寄与します。 例えばパーマロイを始めとするNi基合金に対する高い透磁率を引き出す為に不純物除去、加工性向上時における雰囲気として使用されます。 |
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アルゴンガス | 希ガス(不活性ガス)非常に化合しにくい性質を有しているため、窒素に比べ高価ですが、化合しやすい材料に対する雰囲気ガスとして用いられる(チタン、希土類など)メタルヒートではCEタンクで有るため、ボンベに比べ安価です。 |
水素雰囲気処理が可能な設備
型式 | 有効寸法(㎜) | 最大処理量 | 保有台数 | 製造元 | 設備外観 |
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TITAN3100 | 915(高)×915(幅)×1220(長) | 2720kg/グロス |
2基 | IPSEN |
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PHST-171313D |
1300(高) ×1300(幅)×1650(長) |
1500㎏/グロス |
3基 | 大同特殊鋼他 |