大型炉について

10月になり秋も深まってまいりました、と申し上げたいところですが、まだ気温は高く最高気温は30度を超えている状況です。温暖化の影響を身をもって感じるこのごろであります。

さて、今回は弊社保有の大型炉について少しお話させていただきます。弊社本社保有の真空炉は23基ございますが、その殆どが一般的な真空炉のサイズ(有効加熱帯)であります「600*600*1050」となります。但し23基中の6基が超大型炉と呼ばれる炉になっており、サイズ(有効加熱帯)が「1300*1300*1650」となっております。大きな炉で無ければ大きなワークは処理できませんが、もう一つの優位性に「体積の大きさ」が挙げられます。一般的な炉の体積0.378㎥(立米)に対して超大型炉の体積は2.7885㎥(立米)となり、体積比は実に7.3769…倍となります。一般的な炉と超大型炉の処理費は7倍以上もありませんので、嵩張る様なワークに対して非常に大きな優位性を有しております。2005年の本社工場操業当初は2基しか保有していなかった超大型炉はたくさんのニーズによって今では6基保有するに至りました。

また能登工場の真空炉サイズは「800*800*1300」で大凡先述の超大型炉の半分の体積となっております。弊社ではお客様のご要望に対して積極的に設備導入を行っております。是非お気軽にお声掛けいただけますと幸甚に存じます。