【熱処理コラム】炉内温度分布と測温について

弊社がある愛知県の日中は20℃を越し、過ごしやすい季節でありますが朝晩の冷え込みが大きく、体調管理が難しい状況です。コロナ禍の影響により、各所大きな爪痕をいまなお残しておりますが、終息までには至っていない状況であります。平穏無事で有るよう祈念しております。

さて、先月も触れましたが今月は温度分布と測温についてご説明いたします。炉内の質量により、雰囲気温度と実体温度は大きく差が出ます。また、昇温スピードが早いと同様の減少が起こります。但し、実際にどれだけ差が発生しているかどうかは測温しなければわかりません。弊社ではデータロガーを用い、10点までであればリアルタイムに測定が行えます。適正な温度条件を設定するのにどれだけの時間で収斂するのか、均熱が長すぎて組織が粗大化していないか、フラットトップを出来るだけ短くするため(粗大化、サイクルタイム、ユーティリティ)予熱は必要ないか、新規案件は勿論、既存の条件の妥当性確認などを行うことが可能です。耐熱ボックスも有しているため、ドライ環境下であれば出張対応も行えます。条件の設定、品質の向上、生産性向上、ムダの削減等に繋がりますのでお気軽にお問い合わせください。

株式会社メタルヒート(真空熱処理)
愛知県安城市/石川県志賀町
HP:http://www.metalheat.co.jp  / TEL:0566-98-2501