【熱処理コラム】拡散接合について

5月12日より本社がある愛知県にも緊急事態宣言の発令検討がなされています。私事ではございますが、コロナ禍の影響もありGWも必要最低限の外出しかできませんでした。終息は中々難しいとは思いますが、平穏な日々を切望しております。

さて、今回は拡散接合についてご説明いたします。一般に拡散接合とは高い面粗度の表面を密着させ、高真空度雰囲気下で高温の熱をかけることにより接合する現象を指します。接合面をまたぎ結晶粒も成長する点から、非常に強固に接合することが出来ます。但し今回は接合を目的とした処理ではなく、接合してしまったいわば固着という不具合として捉え、その対策を紹介いたします。

先のご説明の通り、拡散接合は要約すると「高い面粗度」、「高い真空度」、「高い圧力」、「高い温度」により発生します。例えばステンレス部品における溶体化処理の場合、光輝性が必要となることが多く、「高い真空度」はマストとなることがあります。また、品質の観点から「高い面粗度」がマストになることも多く、「高い温度」も軟化と鋭敏化を鑑みるとマストになります。では「高い圧力」をどうにか対策をすれば良いのですが、形状にもよりますが処理量を減らすこととなり、結果マストになるようなことが往々としてございます。とはいえ、対策を講じなければ拡散接合してしまい、製品になりません。

弊社では、各因子に対して少しずつ対策を講じることで拡散接合を発生させずに処理を行っております。今回の内容でお困りなことございましたらお気軽にご相談いただけますと幸甚に存じます。

株式会社メタルヒート(真空熱処理)
愛知県安城市/石川県志賀町
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