カテゴリー別アーカイブ: 設備情報

【熱処理コラム】サブゼロ処理について

新型コロナウイルスにより各地緊急事態宣言が解除されつつあります。ともあれ一刻も早い事態の終息を願うばかりです

さて、今回はサブゼロ処理についてご紹介いたします。弊社では800*800*120サイズ、常温~-190℃までコントロール可能なのサブゼロ装置を保有しております。サブゼロによるメリットは様々ですが、その中でも経時寸法変化(経年変化)対策が行えます。焼入時に発生したγr(残留オーステナイト)は経時と共にマルテンサイト化します(時効硬化)マルテンサイト化すると硬く、大きくなります。これが経時寸法変化です。焼入後、焼戻し前にサブゼロを行うことにより、γrを数ヶ月~数年の時効効果を即時マルテンサイト化させることを目的とします。マルテンサイト化することでより硬く強靱化され、工具等の長寿命化に寄与します。

サブゼロ時における注意事項として、ヒートショックによる割れが挙げられます。弊社ではプロコンを使用した制御を用い多段階でゆっくりと冷やすことにより、割れを発生させることなく処理を行う事が可能です。また、シースとロガーを用い、雰囲気温度と実体温度の収斂の状況を確認及び記録することも可能です。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp  / TEL:0566-98-2501

超大型真空熱処理炉のご紹介

2020年も早1ヶ月が経とうとしております。『一年の計は元旦にあり』先月もブログで申し上げましたが、弊社では本年度能登工場を開設する予定である観点から『能登元年』と銘打ち、様々なアクションを起こしております。

今回は弊社保有の大型炉について少しお話させていただきます。弊社保有の真空炉は23基ございますが、その殆どが一般的な真空炉のサイズ(有効加熱帯)であります「600*600*1050」となります。但し23基中の6基が超大型炉と呼ばれる炉になっており、サイズ(有効加熱帯)が1300*1300*1650」となっております。大きな炉で無ければ大きなワークは処理できませんが、もう一つの優位性に体積の大きさ」が挙げられます。一般的な炉の体積0.378㎥(立米)に対して超大型炉の体積は2.7885㎥(立米)となり、体積比は実に7.3769…倍となります。一般的な炉と超大型炉の処理費は7倍以上もありませんので、嵩張る様なワークに対して非常に大きな優位性を有しております。2005年の本社工場操業当初は2基しか保有していなかった超大型炉はたくさんのニーズによって今では6基保有するに至りました。

能登工場に導入する初期設備は決定しつつありますが、まだまだ広大なスペースが存在します。お客様のご要望に応じ設備することも可能です。ご承知置きいただけますと幸甚に存じます。

新型コロナウイルスが感染拡大し、WHO(世界保健機関)は「国際的に懸念される公衆 衛生上の緊急事態」を宣言しました。一方インフルエンザは、例年に比べ今のところ影を潜めているようですが、ピークはこれから迎えることになりそうです。皆様のご健勝と幸多き一年を祈念し、今月のブログとさせていただきます。

愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp  / TEL:0566-98-2501

真空炉の部品について

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
今回は最近修理や交換をした真空炉の部品の紹介をします。
特に深い意味はありませんし、熱処理自体ともあまり関係がありません。
徒然なるままにそこはかとなく書きつくれてみます。

サイリスタ
電流を制御する機能を持つ半導体素子で、周期毎のON時間の割合を変化させる装置として使われています。通常の電気の周波数(東日本:50Hz/西日本:60Hz)よりももっと短い周期で、電流がONになっている時間をコントロールすることができます。
極簡単にいうとスイッチのONOFFを素早く繰り返して電流量を調整している装置です。
例えば電灯の明るさの調整、エレベーターの速度制御などにも使われています。

インバーター
直流電力を交流電力に変換するする装置を一般にインバーター(逆変換回路)と呼び、交流電力を直流電力に変換する装置をコンバーターと呼びます。しかし、一般にこのインバーターとコンバーターの機能を合わせて持つ装置をインバーターと呼ぶ事が多いです。
例えば家庭用の電源は、交流で100V/60Hzというように地域毎に統一されていますが、この電圧や周波数を交流のまま変換する事は難しいのですが、一度直流に変換した後に再度交流へ変換する事で簡単に電圧や周波数を変える事ができます。

ベークライト
熱硬化性樹脂のひとつであるフェノール樹脂で、耐熱性・難燃性に優れています。また、絶縁体であるという特徴も持っています。
今回交換した部品は、ヒーターの電極が通っているフランジの部分でした。

真空熱処理炉は、様々な熱処理炉の中でも比較的複雑な機構をしている為、不具合の発生箇所も実に様々です。
不具合で炉の稼動に影響が出れば、お客様へ与える不利益は小さなものではありません。迅速な復旧も勿論ですが、不具合の発生しない予防保全にもしっかりと取り組んで参ります。

それではまた来月もよろしくお願いします。
株式会社メタルヒート / 真空熱処理 / 愛知県安城市
HP : http://www.metalheat.co.jp /  TEL:0566-98-2501

新型熱処理炉導入

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。

この度メタルヒートでは、第2工場に新しい設備を2基導入しました。
スペックは以下の通りです。

【対流加熱付き超大型ガス冷却式横型真空熱処理炉】
有効寸法:(高)1300mm × (幅)1300mm × (長)1650mm
積載量:1800kg/グロス
型式:NVF-1800-P-C-1
常用温度:1050℃(真空加熱)、150~850℃(対流加熱)
最高温度:1350℃

【熱風循環式電気炉】
有効寸法:(高)800mm × (幅)1000mm × (長)1200mm
積載量:500kg/グロス
型式:NEF-500-C
常用温度:150~350℃
最高温度:400℃

これらの新型熱処理炉の導入でこれまで以上の高品質、短納期を実現していきます。
ご期待下さい。

 

株式会社メタルヒート / 真空熱処理 / 愛知県安城市
HP : http://www.metalheat.co.jp /  TEL:0566-98-2501

新年度

みなさん、こんにちは。
メタルヒートです。
ゴールデンウィークが始まりました。
みなさんは連休の計画はしっかり立てていますか。
メタルヒートでは、5月からが新年度のスタートです。
今年度も新しい取り組みにチャレンジすべく、期末から計画を練って参りました。
まずは、新しい熱処理炉を導入する為の設置計画ですが、既存の超大型熱処理炉と同スペックの炉を来年の初めには稼動させたいと準備を進めています。
他にもまだこの場で発表できない内容のものもあるので、1日も早くみなさんに報告できるよう鋭意取り組んで参りたいと思います。

それでは、また来月もよろしくお願いします。

株式会社メタルヒート / 真空熱処理 / 愛知県安城市
HP : http://www.metalheat.co.jp /  TEL:0566-98-2501